TUNISIA

 

シディ・ブ・サイド

首都チュニスから北東17kmの地中海に面したチュニジアの中でも最も美しいといわれる町並みはチュニジアンブルーと真っ白な壁が印象的。チュニス・マリン駅からTGMで約30分。メインストリートのハビブ・タムール通りの突き当たりが『カフェ・デ・ナット』、店に上がる階段には腰を下ろしている観光客が見えてくる。その奥に続くハディ・ザブルーク通りも白壁の家々が連なる。

カルタゴ

かつて盛衰を繰り返したカルタゴはチュニスから12kmの位置にあり、現在は大統領官邸をはじめとした高級住宅地へと変貌している。
チュニス・マリン駅からTGMで25分くらい。アントニヌス共同浴場・トフェの墓地遺跡等が残る。

遺跡の入場券は共同浴場・トフェ・カルタゴ博物館・ローマ人の住居(これは行っていない)の一日共通券がある。

ハマメット

老舗リゾート都市。
カスバのに上ると眺めが良い。

エル・ジェム

ここのコロッセウムはローマのものよりも原型が残っている。
今でも夏の音楽祭に使用されている。

マトマタ

穴居住宅が残るチュニジア南部の町。

ドゥーズ

サハラ砂漠と隣り合わせる町。町のはずれはサハラ砂漠。

トズール

砂と粘土を混ぜ合わせた日干しレンガの家が並びチュニジア中南部の砂漠の町という印象。幾何学模様の建築様式も印象に残る。町の南には北アフリカ最大級の塩湖(ショット・エル・ジェリド)が広がる。

ナブール

『ナブール焼き』で有名な陶器の名産地。
ロータリーにはナブール焼きの巨大植木鉢が置かれていて、陶器の町であることを実感させられる。

スース

チュニジア第3の都市でリゾート地でもある。リバトの塔に上れば町が一望出来る。

ケルアン

チュニスから南へ165km。周囲にはオリーブ畑が広がる。メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖地。グランド・モスクはアフリカ最古。
アグラブ朝の貯水池は今も使われている。

ザグーアンの水道橋

チュニスからケルアン方面へ向かう主要道沿いにあるローマ水道。現在残っているのは20kmほどもあり、現役で使用されている部分があるというのは驚きである。

スベイトラ

町から1kmくらい離れたところにチュニジアに残る一番新しいローマ遺跡がある。周囲はオリーブ畑が広がりオリーブオイルの産地。

チュニス

チュニジアの首都で北アフリカ屈指の都市。さながらヨーロッパのような新市街地と旧市街地のメディナから成る。
チュニス・カルタゴ国際空港からは車で約20分。

チュニジア共和国

〜気候〜
アフリカ大陸の北央部に位置し、地中海沿岸は地中海性気候に属する。夏は暑く40〜50度に達することもあるが湿度が低いので比較的過ごしやすい。内陸部はステップ気候から砂漠気候で寒暖の差が大きく雨量は極めて少ない。

〜時差〜
日本時間とは8時間。夏時間を採用していないため3月下旬〜9月までは夏時間のヨーロッパと1時間時差が生じる。

〜産業〜
欧州各国から1時間半〜2時間と近くリゾート大国。主な産業は農業でオリーブの生産量は世界第4位。郊外には広大なオリーブ畑が広がる。
日本からの直行便は現在のところ就航されていない。

〜通貨単位〜
チュニジアン・ディナール
1TD=83.76円 (2005.4.29現在)
1TD=1,000M (M:ミリーム)

〜公用語〜
アラビア語
フランス語も良く通じる。観光立国だけあって4〜5カ国語話せる人も多い。(ドイツ語・英語・イタリア語・スペイン語)

〜道路〜
右側通行
主要道の交差はロータリー方式
『ラクダ注意』(だと思う)等見慣れぬ標識もある。

国民の95%がアラブ人で国教はスンニー派イスラム教(国民の98%)。戒律はイスラム圏としてはそれほど厳しくないという印象を受けた。治安は良く警官が巡回しているのをしばしば見かけた。(ただし、裏道や街灯のないメディナの通りとかは危険に遭遇する可能性があると旅行情報誌に書いてある。)