9月13日 4:30a.m. 起床。
今日もまた朝早く目が覚めたので、風呂に入ろうと湯槽に湯を溜めた。しかし、 溜まったのは冷たい水。どうやら昨晩から湯の出が悪いと思ったら水になってる。 それにスイスの水って日本の水より冷たい気がする。これって気のせいではないと思う。 Kさんも冷たい気がするって言ってたから。すっかり体が冷えてしまった。 これでは早朝の町を歩くことは出来ない。昨日ホテルに着く前に綺麗な湖を見たので 今朝はサンモリッツ湖の畔に出てみようかなと思っていたのに。7:30a.m. ラゲージアウトとともに 朝食。
朝食の席で一行の中では見なれない顔だなと思った人が同席した。 話をすると、こちら(スイスの事か?サンモリッツの事か?)に滞在して18年になると言う女性。 ハイキングコースの日本語ガイドを書いて出しているらしい。ホテルに泊まって実際にコースを歩いて いるのだと言う。こちらドイツ語圏の小学校は7:30a.m. から始まり昼過ぎには終わるらしい。 給食の制度がなくて昼は一度家に戻るらしい。共稼ぎの多い日本じゃ考えられない。 だいたい核家族で共稼ぎしてたら昼は家に誰も居ないよ。就職した社会人も昼は家で食事する人が多いとか。 彼女いわく、『今年は8月の天候が悪く6月の頃は猛暑だった。今年は今月9月が最高に良い気候です。 とくにここ一週間非常に天気が良い。泊まるだけでサンモリッツを離れるのはもったいない。』 確かに彼女の言う通り。昨晩ホテルに着いて散策もせずもうすぐ出発しようとしている。なんかもったいない気がするが 仕方の無いこと。
9:25a.m. サンモリッツ駅発の氷河特急に乗るため、8:40a.m. 頃歩いてホテルを出発。駅迄は歩いて約10くらい。 サムソナイトは運んでくれているので楽だ。氷河特急でアンデルマット迄移動する。期待の氷河特急では進行方向に向かって左側の座席に陣取る。 昼食は途中の駅で下車して採った訳だがサムソナイト等大きラントヴァッサー橋な荷物は車両ごとリザーブしているのかどうか 分からないが カギをかけるのでラントヴァッサー橋纏めて置いていて良いですよ、 とみどりさんの説明。詳しく聞いておけば良かったなぁ。 氷河特急で進行方向に向かって左側に座ったのには訳がある。 それはトンネルを出てすぐに高い鉄橋を走って渡る ところがあるのだがそれを撮ろうと思っていたからだ。 のその場所にさしかかった時、たぶん観光客の大部分が 左側によっていたと思う。少なくとも我々一行のグループは左側に集まっていた。 で、電車が傾く、、、、。 なんて要らぬ心配をしたりして思わずその光景も撮っておきたかったが外を写すのに忙しい。 みどりさんのノートによると、この橋はラントヴァッサー橋と言い川底から65メートルある。フリズールと言う駅を列車が出たらもうすぐ差し掛かる。と書いてあった。短いトンネルを出たら左側で後ろを振り向くと良い。逆行きの氷河特急じゃこうはいかない。アンデルマットに着いたのは3:30p.m. 頃。
ここからは専用バスに乗ってツェルマット方面へ。4:25p.m. 途中ローヌ氷河に 立ち寄り氷河の中を見た。 温暖化?で氷河は小さくなっているらしい。確かに中に入ると雨が降っているように 氷河が溶けて雫になって落ちて来ている。 ここでもウインドブレーカーローヌ運河の中にカメラを保護し持って入った。が、 中は暗かったのでストロボのあるデジカメを使っただけローヌ運河だった。氷河が青く見えるのは、重みで圧縮されて中に溶け込んでいる空気が押し出された結果密度が高くなり青みを帯びて見えるのだとみどりさんが説明してくれた。この辺りの川は氷河の溶けた水なので青緑色をしているのだろう。この氷河はあらかじめツアーに設定されたものではなかったので 時間を割くことは出来ず約10分で切り上げになった。
その後再びバスで移動。 すると交通渋滞。自然渋滞だったのだろうか?バスの運転手も 原因は分からないと言ってたらしい。 ツェルマットはガソリン車・ディーゼル車の乗り入れを禁止しているところなので 、バスはツェルマットの一駅前のテッシュ駅で降りることになる。このテッシュ駅は駐車場が広い。車をここに置いて行かなければならないのだから、広い駐車場を備えているのは当然の事だろう。一日車を置くと6.5フラン料金がかかるようだ。
テッシュ駅から7:30p.m.発のBVZ(専用登山鉄道・20分間隔で運行ただし終電は調べていない。)で約10分乗るとツェルマットに着く。この登山電車の中で親し気にある外人(ここではわたしも外人なのだろう....)が近付いて来てわたしのカメラを貸せという。なんだこの人はと思っていたら記念に撮ってやると言うのだ。あやしい。結局その人は本当に電車内でサムソナイトに腰をかけているわたしの姿を撮って席に戻って行った。 ツェルマットの駅前広場にはホテルの送迎馬車や電機自動車(タクシーらしい)が待機していた。 みどりさんの話では ホテルの数は800件あるらしい。歩いて見て回れそうなくらいの小さな街なのにホテルがひしめき合っている。 駅からは約500メートルのメインストリートであるバンホフ通りを歩き教会を左に曲がると登山家達の眠る墓地がある。そこから少し進んだところのホテルに着いたのは8:00a.m. 過ぎ。 夕焼けはもう終わっていた。夕食迄少し時間があったので近くを流れるマッターフィスパ川に 架かる橋迄出て明日早朝撮るマッターホルンの場所をチェックした。ホテルの近く夕食の橋の南詰めの角から2メートルくらい橋の上に動いた位置で撮ることにした。この橋何て言うのだろう? 見ると誰かが付けたらしき印も欄干に残っている。
夕食は近くのレストランに移動し8:50p.m. 頃。ホテルに戻りサムソナイトからマッターホルンの朝焼けを撮るために持って来た三脚を取り出して明日の準備をして早めに寝た。
ホテルマッターホルンブリック泊。


夕食に付けたミネラルウオーター   3.7CHF

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